世の中には様々な記憶術が存在しています。
やり方さえ知ってしまえば
すぐに実践できるものから
習得するまでに
何ヶ月もかかるものまであります。
記憶術は、日々研究され進化しているので
今後もどんどん増えていくと思います。
今回は、その中でも
そこまでテクニックが必要なく
簡単にできる記憶術について
解説していこうと思います。
イメージの力を使って覚える
覚えることが言葉だったとしても
それをイメージにして覚えてみましょう。
ただ単語を覚えるよりはるかに
頭に残りやすいですし
思い出しやすいです。
神経細胞の3/4は視覚と結びついているので
目の前にあるくらいリアルに
想像することができれば
強力な記憶を形成することができます。
イメージであれば
いくつか覚える言葉があっても
イメージをつなげていけば良いので
とても応用が効く方法です。
五感を大事にする
イメージをする時に大切なのは、五感を使うことです。
イメージしたものは、どんな見た目なのか、
どんな音がするのか、どんな感触なのか、
どんな匂いがするのか、どんな味がするのか、
1つの感覚にこだわることなく
常に複数の五感を組み合わせることで
脳に強く印象付けをすることができます。
鮮明なイメージを描くことを意識して
覚えてみてください。
覚えたことを人に教えてみる
覚えたことを人に説明しようとすると
その事柄に付随する知識や流れを含めて
教えないといけないですし、
記憶したことや
その周りの背景などを深く理解
しなければならないので、
勉強した内容を頭の中で整理することが
必要になってきます。
だから、スムーズに説明できれば長期間
記憶に留めておけるようになります。
また、教科書通りの説明ではなく、
一回咀嚼した状態で自分の口から
話さないといけないので
ちゃんと覚えているのか
確認するのにとても便利な方法なのです。
説明で詰まったり質問をされたときに
答えられなかったところは
理解がまだ甘いのだと一瞬でわかるので
どこを重点的に勉強したら良いかが
わかるのも人に説明する記憶法の
素晴らしい点だと思います。
さらに、声に出して説明するので
聴覚も使いますし、
「友達の家で友達に教えた」
という経験をすれば、
エピソード記憶としても機能するので
より覚えやすくなるはずです。
40秒復習法〜細かく復習して暗記する〜
『何かを記憶した直後に40秒間の復習』
をしただけで、2週間後に
記憶できている情報が飛躍的に多くなる
ということが、サセックス大学の実験
によって明らかになっています。
たった40秒程度の復習を行うだけで
1〜2週間にわたって細かいところまで
記憶することができるというのですから
非常に取り組みやすいですし、
有効な記憶術なんじゃないかな
と思っています。
次に「40秒復習法」のやり方を
解説していきます。
1回で暗記する範囲を決める
最初のステップは、
「1回で暗記する範囲を決めよう」です。
1度に大量の暗記をしてしまうと
復習の時間が40秒なので
どうしても時間が足りません。
なので、今の自分の実力で
40秒あれば復習できるかな
と思うぐらいの範囲まで
細かく分けてください。
5ページとか1テーマなど
と決めて暗記をしてみてください。
タイマーを使って40秒測る
暗記が終わったら復習するのですが、
タイマーを使って40秒測って
やってみてください。
時間制限があると
メリハリを持って復習ができますし、
時間内に言おうとして
緊張感を醸し出すことで
試験で覚えたことを
正しくアウトプットするための
良い訓練になります。
慣れたらレベルアップさせる
この記憶法に慣れてきたら
覚える範囲を増やしたり
もっと詳細に思い出せるように
レベルアップさせましょう。
脳に程よい負荷をかけることで
脳が鍛えられて
記憶力自体が向上していきます。
ただし、初めは無理のない範囲から
やってみてくださいね。
最初でつまずいてしまうと
自信がなくなって
やる気が下がってしまいますし、
自分って記憶力がないんだと
自己肯定感が低くなって
メンタルに影響を及ぼす可能性もあります。
雪玉を転がすときように
小さく始めて徐々に
大きくしていけば良いのです。
無理せずに一歩ずつ
確実に成長していきましょう。
語呂合わせ〜文字や数字に意味を持たせて覚える〜
皆さんも一度は語呂合わせを
使ったことがあるのではないでしょうか?
語呂合わせは、メジャーな記憶術で、
文字や数字を記憶しやすくして
意味のある単語や文に変化させて
覚える方法になります。
例えば、「794(鳴くよ)ウグイス平安京」や
「いかのおすし(不審者に遭遇したときの合言葉)」など
聞いたことがあると思います。
テレビ通販でも申し込みの電話番号に
語呂合わせが使われており
私たちの生活の中でよく目にします。
音楽と合わせてリズム良く
何回も反復されたら嫌でも
覚えてしまうのが
語呂合わせのすごいところです。
また、世の中にある語呂合わせを
覚えるのも良いですが、
自分で語呂合わせを作ってみるのも
面白いと思います。
興味のあることと関連づければ
さらに覚えやすくなって
効果的に暗記できるようになります。
頭文字法〜文字の羅列をひたすら反復する力技〜
語呂合わせと同じく、
覚えやすく使いやすい記憶法が
「頭文字法」です。
頭文字法は、語呂合わせとは違って
意味のある単語や文を作るよりは、
何回も繰り返しいうことで
リズムを体に染み込ませるタイプの
記憶術になります。
例えば、太陽系の惑星を覚えるとき
「すいきんちかもくどってんかい」
と覚えた人が多いと思います。
これは、「水星・金星・地球・火星・
木星・土星・天王星・冥王星・海王星」を
暗記するために作られたもので
頭文字法を代表する例の一つです。
「すいきんちかもくどってんかい」
には何の意味もないのに
何度も目にしたり声に出すことで
自然と覚えられたと思いますし、
頭文字だけ覚えていれば
正式名もパッと出てきます。
暗記した内容を思い出すとき、
最初の1文字を思い出すのが
とても大変です。
しかし、最初の1文字が出たら
単語がすらすら出てくる場合が多いので
その性質を利用して
作られた方法になります。
1回体が覚えてしまえば、
しばらく忘れることなく
完璧な記憶としていつでも引き出せる
状態にすることができます。
勉強をしていて単語が
いくつか羅列されているけど
全然覚えられないというときに
頭文字法を使ってみては
いかがでしょうか。
まずは自分に合う方法を見つける
簡単な記憶術として6つ紹介しましたが、
どれもやろうと思ったらすぐに
できるものばかりだったと思います。
とりあえず、全部試したり
覚えるものによって記憶法を変えてみたりと
頭でしっかり考えた上で
使ってみてください。
ただなんとなくやるよりも
成長が早くなると思います。
そうやって記憶法を使う中で
自分に合う合わないが出てくると思うので
覚えやすいと感じた記憶法が見つかったら
それを上手に使いこなせるように
してほしいと思います。
記憶力を上げて他人をごぼう抜きしたいあなたへ
僕は記憶術を学んで
単語帳を1週間で暗記できるまで
暗記が得意になりました。
元から才能があったわけでもないし
勉強ができたわけでもありません。
人の話を覚えられないし
バイトで毎回怒られるような
ダメダメな人間でした。
そんな僕でも
記憶術に出会って
少しだけ努力をしたところ
見違えるように
暗記ができるようになりました。
今では、身に付けた記憶術を生かして
資格試験に取り組んだり
たくさんの本を読んで
将来役に立てる人間になるために
教養を身に付けています。
大量の情報を覚えることができれば
人生を豊かなものにできますし
自分の思い通りの道を
切り拓く揺るぎない力を
手にすることができます。
この経験から、
暗記が得意ではない人であっても
正しい方法を知って
努力を積み重ねれば、
天才と肩を並べられるような
記憶力を持つことができると
確信しています。
僕は、記憶術を
1人でも多くの人に伝えて
情報が溢れている世の中において
正しい情報を活用して
自分の人生心から楽しめる
知識人を増やしたいと思っています。
この信念をもとに
僕がどのように記憶術を学び
スキルを習得したのか
1冊の電子書籍にまとめました。
電子書籍では、
記憶術の基本的なことから
即使える実践的な内容まで書いてあります。
サクサク読めるように
工夫して作ってありますので
もし興味があれば読んでみてください。
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