ジョシュア・フォア氏から学ぶ誰でもできる記憶術〜普通のジャーナリストから記憶術チャンピオンへ〜

こんにちは、ゼンです。

今回は、2012年に
ジョシュア・フォアという人が
TEDで行なった記憶術に関するスピーチについて
徹底解説していこうと思います。

ジョシュア・フォア氏のプロフィール

まずは、フォア氏のプロフィールを
簡単にご説明します。

フォア氏はアメリカのジャーナリストで
特別記憶力が良い人ではありませんでした。

そんな彼が、記憶術の大会を取材するために
実際に会場へ赴きました。

そして、そこで知り合った
記憶術のチャンピオンから
記憶術について教えてもらいます。

これをきっかけに記憶術に興味を持ったフォア氏は
1年かけて記憶術のトレーニングに取り組みます。

そして1年後、同じ大会に戻ってきて
今度は、選手として参加します。

結果的に、彼はこの大会で
優勝を勝ち取りました。

そんな自身の経験をもとに
今回TEDでスピーチをしています。

TEDについて紹介

ここで軽くTEDについての
紹介をしたいと思います。

簡単に説明すると、
世の中のあらゆることを

その道の専門家が解説し
楽しく学ぶことができる動画です。

TEDは無料で見ることができますし
英語で話されているので、
語学学習に使っている人もたくさんいます。

もちろん日本語字幕があるので
誰でも気軽に見ることが可能です。

TEDにないテーマはないのではないか
というくらい幅広い内容を扱っているので

何か知りたいことや
気になっていることがあったら

TEDを見てみるのも
面白いと思います。

フォア氏のスピーチ内容

記憶力が良い人=頭が良い人ではない!?

記憶力が良い人は
一般の人と比べて脳が発達しているとか
優秀であるというわけではない
ことがわかっている。

つまり、普通の人と脳機能的には何ら
変わりな
のである。

というのも、
記憶術の競技に出ている人の記憶力は
訓練を積んだことによって身に付けたもの
だからです。

ただ、1つだけ違いがあって
何かを記憶するときに

普通の人とは違う脳の部分
使っていたようです。

それがどこかというと、
空間記憶とナビゲーションです。

空間記憶とナビゲーション

空間記憶とナビゲーションは
記憶に関係している海馬と関連があります。

記憶力が良い人は一般的な人と比べて
この部分を活発に使っていることがわかっています。

記憶術には様々なテクニックがありますが、
本質を見ると精緻な符号化することです。

精緻な符号化とはどういうことか?
具体例を出してわかりやすく解説します。

2人にBakerという同じ名前を
覚えてもらう実験をします。

そのとき1人には人の名前を意味するBakerを
記憶してくださいというふうに言い、

もう片方の人には、パン屋を意味するbakerを
覚えてくださいとお願いをします。

その後時間をおいて2人に
名前を覚えているか質問をすると

パン屋のbakerを教えられた人の方が
その言葉を思い出しやすかった

ということなのです。

同じ名前なのに記憶に差が出るのは
一体なぜなのでしょうか?

それは、人のBakerはあまり意味を持っていなく
他の事柄と関連がないからです。

逆にパン屋のbakerは、
さまざまな想像をすることができます。

いつも通っているパン屋、
焼きたてのパンのいい匂いなど

それぞれがパン屋について思い出や
想像できることがあります。

つまり、覚えたい情報を
頭の中にある物事と関連させて

意味のあるものへと変換すること

暗記をする上で重要であり
これを精緻の符号化と言うのです。

人間は、名前や電話番号、同僚からの指示を
丸ごと覚えるのは苦手ですが、

視覚的、空間的な記憶には
優れています。

記憶力が良いのは生まれつきの才能だと
言われることが多いですが、
記憶力は努力の賜物です。

練習すれば練習するだけ
記憶力は伸びていきます。

覚えたいことに注意を向け
没頭することで暗記できます。

私たちが記憶するのは
ある情報や経験に意味があるのはなぜか、
なぜ重要かを理解できたときです。

そして、心の中に浮かぶ物事との関わりの中で
意味のあるものに変換できたとき記憶できます。

必要なのは普段はしないような
深い処理や意識の集中です。

スピーチまとめ

記憶力チャンピオンも普通の人と変わらない脳を持っている。

サヴァン症候群の人のような特別な例を除くと
どんなに記憶力が良い人でも多少の違いはあっても
基本的には記憶に関わる機能はそれほど変わりません。

ということは誰でも
みんなが驚くような記憶力を
持つことが可能だということです。

記憶術のテクニックを知っているだけで
覚えられる量はぐんと上がります。

自分には無理だと決めつけるのではなく
みんな同じ脳を持っていると考えるだけで
気持ちが楽になるのではないでしょうか。

覚えたいことを意味のある情報へと変換する

暗記したいことや
暗記しなければいけないことがあったとき

ただその文字を覚えようとするより
何か馴染み深いものと結びつけた方が
はるかに覚えやすくなるはずです。

記憶術チャンピオンは、
トレーニングによって素早く
意味のあるものへと変換する力を
身に付けています。

センスがあるとかないとかではなく
ただ単に慣れの問題です。

素早くできなくても
イメージに変換することができれば、
より長く脳に留めておくことができます。

このように暗記に必要なのは
ただの文字列に自分が覚えやすい
意味を加えたりイメージを付けたりすることです。

1日10分で劇的に成長できる

TEDでスピーチをしたジョシュア・フォア氏は
普通のジャーナリストでした。

そんな彼が記憶術のチャンピオンになったのは
日々のトレーニングを続けたからでした。

あなたにも今より
記憶力を向上させる能力が備わっています。

1日10分からでもやるだけで
1ヶ月後には見違えるくらい
成長していることでしょう。

想像力をフルに活用して
楽しく記憶術習得に向けて
取り組んで欲しいなと思います。

記憶力を上げて他人をごぼう抜きしたいあなたへ

僕は記憶術を学んで
単語帳を1週間で暗記できるまで
暗記が得意になりました。

元から才能があったわけでもないし
勉強ができたわけでもありません。

人の話を覚えられないし
バイトで毎回怒られるような
ダメダメな人間でした。

そんな僕でも
記憶術に出会って
少しだけ努力をしたところ

見違えるように
暗記ができるようになりました。

今では、身に付けた記憶術を生かして
資格試験に取り組んだり

たくさんの本を読んで
将来役に立てる人間になるために
教養を身に付けています。

大量の情報を覚えることができれば
人生を豊かなものにできますし

自分の思い通りの道を
切り拓く揺るぎない力を
手にすることができます。

この経験から、
暗記が得意ではない人であっても

正しい方法を知って
努力を積み重ねれば、

天才と肩を並べられるような
記憶力を持つことができると
確信しています。

僕は、記憶術を
1人でも多くの人に伝えて
情報が溢れている世の中において

正しい情報を活用して
自分の人生心から楽しめる
知識人を増やしたいと思っています。

この信念をもとに
僕がどのように記憶術を学び
スキルを習得したのか
1冊の電子書籍にまとめました。

電子書籍では、
記憶術の基本的なことから
即使える実践的な内容まで書いてあります。

サクサク読めるように
工夫して作ってありますので
もし興味があれば読んでみてください。

→「人生を変える記憶術」を読んでみる

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